GO GREEN 今後の環境ビジネスとマーケティング<アメリカ・ビジネスニュース Com Studio in Southern California |
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"GO GREEN"今後の環境ビジネスとマーケティングアメリカ在住の私は、日本に行く度に日本のごみ分けが徹底していることに驚かされる。ここアメリカでは、ごみの分別は日本ほど徹底されていない。個人レベルの取り組みを見れば、日本の方がかなり進んでいると言える。しかしながら、企業の取り組みとなるとどうだろうか。 アメリカにはEnvironmental Protection Agency通称EPAと呼ばれる環境保護省のような政府機関があり、かなりの力を持っている。 そのEPAが、GREEN POWER(自然エネルギー)を使用している企業を四半期毎にランク付けしパートナーとして紹介している。 今回のトップはペプシコ(PepsiCo)で、企業で使用した電力の100%である11億キロワットを自然エネルギーに切り替えることに成功している。かかった費用は200万ドルと言われているが巨大企業にとっては、痛くも痒くもない経費だ。 今回PepsiCoがNo.1に選ばれことによる社会的イメージの向上による宣伝効果は200万ドル以上のものである。 No.2は、ウェルスファーゴ&カンパニー(WELLS FARGO & COMPANY)(金融)、ホール・フーズ・マーケット(WHOLE FOODS MARKET)(ナチュラル系マーケット)、アメリカ空軍(US AIR FORCE)(軍)、ジョンソン&ジョンソン(JOHNSON&JOHONSON)(薬品メーカー)、USエンビローメンタル・プロテクション(US ENVIRONMENTAL PROTECTION AGENCY)と続く。TOP25には、上記以外に14位にスターバックス(STARBUCKS)(ファーストフード)、9位にデュポン(DUPON)(薬品メーカー)、13位にシスコ・システム(CISCO SYSTEM)(情報テクノロジー)、14位ステイプルズ(STAPLES)(オフィスサプライチェーン)、18位にIBM(コンピューター)、21位にスプリント(SPRINT)(電話会社)、25位にナイキ(NIKE)(靴・アパレルメーカー)がランクされている。 また5月8日付けのウォールストリートジャーナルでは、小売のジャイアント、ウォルマート(Wal-Mart)がカリフォルニアとハワイにある22店舗にソーラーパネルを設置し30%の使用電力を自然エネルギーに切り替えると発表した。環境問題は、電力だけでなく、リサイクル資材の活用、廃棄物の処理といろいろあるが、一番コストをかけずにできるのが電力の自然エネルギーへの切り替えだそうで、それで社会へのアピールができるのであれば、企業にとってはメリットがある。 今回TOP25にはランクされていなかったが、マクドナルドも大々的にグリーンキャンペーンを行っており、自社のホームページでも大きく取り上げている。アメリカ企業は、マーケティングの一環として社会貢献をしているところが多い。それだけメディアも取り上げてくれる。 日本には、東京電力、住友商事、三井物産などが出資している日本自然エネルギー株式会社という企業があり、自然エネルギーの供給と企業へのコンサルティングを行っている。 参加企業をみてみるとわずか104団体で、トップは野村ホールディングで590万キロワット、次にソニーで550万キロワット、そしてアサヒビールが330万キロワットとなっており、アメリカのトップのPepsiCoの11億キロワットの足元にも及ばない。環境ビジネスはまだまだ採算があわない分野だと言われているが、それがこの数年で変わってくるように思う。 アメリカの例を見るように、企業が環境問題に取り組むことがひとつのマーケティングとなっており、今後ますますその傾向は強まると思う。今までの広告宣伝費の一部がこれらの分野に使用されれば、企業にとっては、余分は経費をかけるという観念がなくなる。消費者からも強い支援が集まる。電力の分野だけでなく、今後は各方面で同じ動きが起こると思われる。アメリカの環境をからめたマーケティングと、今後の環境産業からは目を離せない。 (T-Cross Inc.) <<アメリカ・ビジネスニュースインデックスへ戻る
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