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アメリカのフランチャイズ・ビジネス

アメリカにおいて、スモールビジネスオーナーが最初に考えるのがフランチャイズへの参加。フランチャイズは失敗が少ないと思われているが、実際、多くのフランチャイジーが失敗をしている。

失敗の一番の原因が、資金不足そして、マネージメントの弱さ、本部のシステム・指示に従わない、間違ったフランチャイズの選択、そして、フランチャイズ本部の未熟さなどがあげられる。

アメリカは日本と違って、認定制度があり、認定されないとフランチャイズ展開ができない。しかしながらこの制度の元でも、フランチャイジーとフランチャイザーの間の訴訟は絶えない。そして、多くのフランチャイジーが失敗し、多くのフランチャイズ本部も撤退しているのが現実である。

アメリカ・フランチャイズ協会の元会長も、「フランチャイズは、成功を保証したものではない」とコメントしている。

フランチャイザーが提示する資料には、初期投資とリターンが明記されている。しかし、それも保障されたものではない。通常のビジネスと同様、軌道に乗るまで数年かかることを予想し、初期投資以外の予備金を準備する必要があるが、初めてフランチャイズビジネスに取り組む多くの人が、この予備金を十分に準備しておらず、資金ショートで、ビジネスを断念しなければならないケースが非常に多い。フランチャイザーからの説明と指導も徹底されなければならないと思われる。全てが「フランチャイズ=保証」と言う考えからの過ちである。参加する人が、あくまでもリスクを追うビジネスであることを認識する必要がある。

次にフランチャイズといえでも、現場のしっかりとしたマネージメントスタッフがいないと、フランチャイズのマニュアルに沿っただけでは成功はない。スタッフのトレーニングから、現場の管理までできるマネージャー抜きにして、ビジネスの成功はない。

また、フランチャイズのマニュアル通りに運営されていない店舗が多い。本部の指導がいくら入ったとしても、現場の人間がそれに従わなければ意味がない。フランチャイザーとしても、このようなフランチャイジーがいることにより、ブランドの質が落ちることも考えられる。両サイドが、契約前に、お互いを調査、研究する必要があると思われる。

そして、最後にフランチャイズ本部の問題である。アメリカで毎年200以上のフランチャイズが認定されているが、25%が初年度で撤退している。20年間続いているフランチャイズは全体の20%以下だと言われている。フランチャイズ・ビジネスを検討する際には、新フランチャイズほどリスクが高いと考えても間違いではないと思われる。

認定制度のあるアメリカでも、これだけの問題がある。日本においては認定制度がない。アメリカ以上のリスクがあると考えられる。フランチャイズだから安心という考えを変えていかなければならないと思う。

(T-Cross Inc.)

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