小売業のキング、ウォルマート(WAL-MART)の今後<アメリカ・ビジネスニュース Com Studio in Southern California

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小売業のキング、ウォルマート(WAL-MART)の今後

ウオール・ストリート・ジャーナルの掲載記事によると、ウォルマートの株価は、8月16日にこの1年で最安値がついた。人気が落ちた原因はいくつか考えられる。

ガソリンの高騰により、消費者が外出する頻度が減少し、それに伴い買い物をする頻度も減少している。当然のことながら、売上げにも大きく影響をきたしている。「ガソリン代を使ってお買い物にいらっしゃっても、その分もとが取れますよ!」と言う大々的なディカウント広告を打っても、売上げが伸び悩んでいる。

1988年に第一店舗を出店して以来、スーパーセンターと都心型のマーケットの中間の店舗の大きさ、立地、価格を持って成功してきたが、1998年以降は124店舗しか新規で進出できていない。これは、ウォルマートが飽和状態にあることと、この規模での都心への進出が許認可の取得などで困難となっているからによる。これが大きく影響し、2年前には利益率上昇が10.2%だったのが、今年は3.5%の見込みであり、競合であるコストコ(COSTCO)、ターゲット(TARGET)、ジェーシー・ペニー(JC PENNY)の方が業績が良い見込みである。

今後の対策として、現在の店舗の約10分の1の広さのマーケットを都心部中心に展開、インストアー・クリニックを備えた薬局、健康関連商品に特化した店舗の開発が計画されている。

しかしながら、現在、イギリスのテスコ(TESCO)が、来年の2月までに30店舗を展開し、2008年中に70店舗、2010年までに全米に500店舗を展開する計画が発表されている。都心型の「フレッシュ・イージー・ネイバーフッド・マーケット」コンセプトで、ウォルマートの弱い都心部を中心に展開する模様。現在ウォルマートのコンセプトは、富欲層の住んでいる都心部には通用しないもので、このテスコと競合するにあたっては、新しいコンセプトでの店舗展開を余儀なくされている。

日本のファミリーマートも、ファミマ!!(FAMIMA!!)としてアメリカの上陸しており、現在12店舗をカリフォルニアで展開中。2009年までに全米で250店舗を展開する計画が発表されている。

その他、ホール・フーズ(WHOLE FOODS)や、トレーダージョーズ(TRADER JOE'S)など、既に独自のコンセプトで成功し、ビジネスを拡張している店舗もあり、今まではキングだったウォルマートにも、ひしひしと危機が迫っているように思う。

(T-Cross Inc.)

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