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「クリング通信」No.15
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モツレク:指揮者&ソリスト。
今回はモーツアルト「レクイエム」の指揮者とソリストのご紹介です。
指揮者:ホルスト・マイナルドゥス(Horst Mainardus)
1941年ケルン生まれ。教会音楽家、合唱指揮者として活動する。1973年ケルン・オペラの合唱監督に就任し、1992年ケルン・オペラとともに来日。東京、横浜でワーグナー「さまよえるオランダ人」、ショスタコーヴィッチの「ムツェンスク郡のマクベス夫人」を上演。1990年よりケルン・フィルハーモニシュ合唱団の合唱監督及び指揮者に就任。幅広いレパートリーでの様々なコンサート活動は、いずれも高い評価をえている。ケルンフィルハーモニーホールでの演奏会をはじめ、海外からも招聘されハンガリー、アイルランド、アラブ首長国連邦等の演奏会で成功をおさめている。今回の来日では、モーツァルトの「レクイエム」やバッハの「マタイ受難曲」の他、ラインベルガー(ドイツの大指揮者フルトベングラーの先生にあたる)の「レクイエム」という珍しい作品を指揮することになっている。
ソプラノ:シャルロッテ・アン・ピストール(Charlotte Pistor)
ドイツ系アメリカ人として生まれる。オレゴン大学及びポートランド州立大学で音楽教育を受ける。在学中より、オレゴン・バッハ・フェスティバルでH・リリンクと共演の他、多数のリーダー・アーベン(歌曲の夕べ)、音楽劇場に出演。1991年〜1995年までザルツブルク州立劇場と契約し、ブロントヒェン、ヴァランシェンヌ、ソルヴェーグ、アンナ(ウィンザーの愉快な女房たち)を歌う。同時期にコンサート歌手、リート歌手としてもキャリアをつむ。1996年からフリーの歌手として世界的にコンサート活動を展開。モーツァルト演奏家として高い評価を得、モーツァルトの宗教曲や歌曲のソリストとして多数出演している。この他、メンデルスゾーン、ハイドン、バッハ、オルフなどの宗教曲作品を主なレパートリーにしている。また、オペラやオペレッタの舞台にも出演している。 彼女自身は、1998年ザルツブルク大聖堂における教皇ミサで、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世のためにモーツァルトのアリアを歌ったことをたいへん名誉な事に感じている。昨年、来日し東京にて、ハンス・ヨアヒム・ロッチュ指揮、東京オラトリオ・ソサエティとの共演でバッハの「マタイ受難曲」モーツァルト「レクイエム」やシューベルト「ミサ・ソレムニス」にソリストとして出演したことは記憶に新しいことである。
アルト:菅家 奈津子(Natsuko Kanke)
国立音楽大学音楽学部声楽学科卒業。同大学大学院オペラコース終了。大学院オペラモーツァルトの「コシファン・トゥッテ」にフィオルデリーデ役で出演。大学在学中、大学派遣生としてイタリア・レスピーギ音楽院に留学。レスピーギ音楽院サマーアカデミーコンサートに出演する。読売新人演奏会、桃翠楽堂(皇居内)をはじめ数多くの演奏会の出演している。
テノール:藤川 泰彰(Yasuaki Fujikawa)
国立音楽大学卒業。第26回日本イタリアコンコルソで第1位。1991年Bunkamura主催のモーツァルト「魔笛」公演でタミーノ役に抜擢され、各方面から注目を浴び、以後二期会オペラに出演する。コンサート活動では,1995年カーネギーホールでのベートーヴェン「第9交響曲」のソリストを努めた他、国内外で宗教曲等のソリストとして活躍している。二期会会員
バス:李 健郁(Gun・Wook・Lee)
音楽をソウル、ケルン、ザルツブルク、カールスルーエの各地で学ぶ。各地のオペラハウス、ライプツィヒ、シュツットガルト、ザルツブルク音楽祭、ザルツブルグ・モーツァルテム音楽祭で歌う。コンサートでは、モスクワ、ザルツブルク、シュツットガルトでH・リリンク、ハンス・ヨアヒム・ロッチュ、ウード・ツィマーマン指揮のもと、著名オーケストラと共演。ソブル、ケルン、ザルツブルク、カールスルーエ、シュツットガルト、カプリでリーダー・アーベントを開催している。
井出さんの特別コラム<モーツァルトの懐具合>
モーツァルトの伝記によれば、モーツァルトが貧乏だったのは嫁さんのコンスタンツェが浪費家だったということになっており、ハイドンの嫁さんと並んで悪妻の誉れ高い。が、しかしである。このコンスタンツェはモーツァルトの死後、質素倹約し見事に家計をやりくりしていた。浪費家の妻が急に金使いが上手くなるわけがない。しかも、1781年当時のモーツアルトの稼ぎは年収で10000グルデン(現在の換算では1グルデン=25マルク)あったという。当時、ウィーンの総合病院の院長兼外科部長の年収は1200グルデンだったというからモーツァルトの稼ぎがいかに多かったかわかる。でも貧乏だったのは事実。貧乏の原因の最大の原因は、コンスタンツェの浪費ではなく、モーツァルトのギャンブル好き(トランプやビリヤード)によるものであったらしい。しかも、モーツァルトのビリヤードは下手の横好きでみんなのカモになっていたのではないでしょうか。いつの世もギャンブルに深入りは禁物です。
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