12月30日 Sing a song
早いな〜。2001年宇宙の旅ももう明後日です。ずーっと、ずーっと先のことだったはずなのに、あさってから始まってしまいます。20世紀のはじめは、まだ明治時代ですね。現在、古い町に住んでいますが、町を歩いていると昔からのものがまだあちこちに残っています。人々の生活の臭いとか、喜びや涙や悲しみ、そんなものが感じられて、たくさんのことがあったはずなのに、人はあまり変わっていない。自分も歴史の流れの一部なんだ、そんな実感に出会います。そんな中にいると、今自分が抱える悩みや苦しみは挫けるほどのことではないんだなぁとも思います。相変わらずじたばたしながら、でもどこかで時の流れに流れていく自分を楽しんでいます。年齢を重ねると、だんだん神経が図太くなりますね。
他の日と何も変わらないのに、一日あけたら新世紀!それを特別視するのは馬鹿らしいと言う意見もありますが、「新しい世紀が始まる」、その人々の意識が世界を新しく変えていくのだそうです。この年越しは、ジルベスターコンサートで歌っています。東京12チャンネルで生放送されますから、お暇の方は、ご覧下さい。(完全なお祭りです)。悲しいことがあってもしんどいことがあっても、身近に歌があって良かった、そう思うことがたくさんです。みなさま、来年もよろしく。
12月24日 ラ・ジョコンダ
ついに観てきました。自分たちも歌った「ジョコンダ」(12月16日新国立劇場・天井桟敷)。今回はブルガリアの「ソフィア国立歌劇場」の公演でした。感想、、、、テノールの人材不足は、世界的に同じ。確かに声はすばらしい。しかし、だるま落としのようなルックス。それを強調するかのような衣装。棒状の歌い方。自分勝手でお馬鹿さんなテノールの役は、他のオペラと同様。(しかしドミンゴが歌うと、どんなお馬鹿さんでも納得して聴いてしまうから、役者(歌手)の力は凄いものだ。)合唱は、自分たちもできなかったところは、やっぱりプロも聞こえない。ちょっと安心(なんてね)。演出も練られていない。全体を把握している我々でも????とわからないところがあり、始めての人は訳わからんだろ〜! それと対照的に、バレエは素晴らしかった。有名な「時の踊り」がこのオペラに含まれているのだけど、美し〜い!きっと公演回数の圧倒的な差が、演出の練られ具合の差となって出てきたのでしょうね〜。しかし、強い女というのは男に逃げられるらしい。一種無責任で自立できない女の方が恋の勝利者になるのは、どーも納得がいかない〜!!「エウゲニ・オネーギン」のタチヤーナみたいに、凛々しい女性がいいわ。(あー、だからいつも恋愛成就しないんだろうなぁ。sigh! まぁ、いいか〜。)
12月23日 最後の「第九」
いやあ、またまたお久しぶりです。今年の第九も無事終了。新星日本交響楽団として最後の「第九」でした。毎年聴きに来てくれる両親も「細部は雑なところがあったけれど、全体としてほわっと温かくて近年になくよかった」と喜んでくれました。指揮は小松長生さん。どうもしゃべらせると3.5枚目というか、かなり壊れている人にしか見えないけれど、そこが凡人が才能を理解できない悲しさののか、演奏会ごとに音楽が美しく流れるようになっていきました。ソリストも今年はそろってよかった〜!。一番はテノールの市原多朗さん。地味な外見とその活躍の長さから陰口もありましたが、声の美しさとパワーに感動!すっかり目がお星様キラキラになってしまった。背が低いものの特権で、3公演ともソリストの近く。じっくりと堪能させていただきました。
新星の第九の定番、オケが引けた後の「きよしこの夜」いつもはアカペラですが、今年は小林先生のオルガンが入るとのこと。そんなに下手かいな・・。とまあ、内心憤慨。しかし、2公演目のサントリーホールで、突然コンマスをはじめとしたオケのメンバーが演奏始め、びっくり。感激で涙うるうるになってしまいました。最後の21日東京芸術劇場では、コンサートマスター三浦さんの甘いバイオリンが主旋律を弾く中、最後の「きよしこの夜」を歌うことが出来ました。後で聞いた話では、オケからの申し出で実現したこと。本当によい思い出を、ありがとうございました。
12月2日 オペラ ぺらぺら
みなさま、お久しぶりです。いや〜いろいろ忙しかったもので・・・。
最近、友人のピンチヒッターで2本ばかりオペラが当日転がり込んできました。サンキューです。
1本は「エウゲニ・オネーギン」ロシアものですね。イリーナ・ロミシェフスカヤさんが恋人の妹役で出演していました。みなさまのうち何人かは舞台でご一緒したことあるとおもいます。筋は、勝手に自分の身の不幸を呪って悲しんでろ〜!!という感想。純粋なテノール君は、嫉妬のあまりオネーギンに決闘を申し込み、恋人を残しひとり勝手に死んでしまうし。頭に来た。原作はもっとちゃんとしたもので、それなりに筋は通っているらしいですが、舞台だけしか知らない私にとっては、ロマンチシズムに溺れた男の自分勝手にしか写りませんでした。バカヤロー!女の立場とか気持ちも考えろ〜!歌手はソプラノ(ガリーナ・ゴルチャコワ)とテノール(ゾラン・トドロヴィッチ)が出色。
さて、もう1本は「青ひげ公の城」。バルトーク作曲。「サロメに並ぶHな演出」その言葉を聴いていた我々一行は、今か今かとほとんどオヤジのノリで期待して、肩すかしを食らいました。(何を観に行ってるんだか。)演出は、どうとでもとれてしまう。パンフレットを観ると「自分勝手な男と自立する女」のようだし、ペロー童話をそのままとると、知りたがり女の哀れな末路だし、どうなんだろう。ちょっと変わったオペラでした。(指揮者の菊池さんに会って、サインをもらってきてしまった。あーミーハー!)
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